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医療コラム
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今日は東京Dタワーホスピタルで手術をしてきました。元々は私が指導医で血管撮影や脳血管内治療を教えていたのですが、今や日本を代表する脳神経内科医の脳血管内治療学会指導医である鈴木健太郎先生に来てもらいました。Dタワーホスピタルの先生と聖路加から来てくれた若い先生も手伝ってくれました。
患者さんは40歳代の女性で、実は20歳代の頃から知っている方でした。知っているとはいえ、20年ぶりの再開ではありましたが。。。頭痛があってMRI撮影したら偶然見つかったとのことです。今まで知らずに過ごしてきて、今は5ミリでブレブ(凸凹のこと)もある瘤でしたから、そのうち破れたかもしれません。
この未破裂脳動脈瘤には謎があって、発生してから破れるまではどのくらい時間がかかるのか?どんな条件で破れるのか?などです。私が医者になった30年前はMRI装置が普及して未破裂脳動脈瘤が急に見つかり出した時代です、なぜなら、その昔は破れないと見つからなかったためです。
そして、30年前には未破裂脳動脈瘤を見つけたら片っ端から開頭クリッピング術をしていて、途中からカテーテルによる血管内治療も始まりました。デバイスの開発が進み、今やほとんどの動脈瘤は血管内治療で手術しています。そういう意味では、この患者さんは今動脈瘤が見つかって良かったという話もあります。
とにかく、2時間そこそこの時間で手術は終わりましたから、時間だけで言えば私が開頭クリッピングでやっても変わりませんが、リスクや頭を切らないという意味では格段にカテーテルの方が良いということになります。抗血小板剤をしばらく内服しないといけませんが。
今日は手術があったのでクリニックは朝夕しか顔出せませんでしたが、野村先生が50名以上の患者さんを診察していました。最近は1日に20名近くの初診患者さんが来院しますが、野村先生の診察日は再診患者さんが多いので、初診患者さんを診る余裕はあまりないため(予約も取りにくい)、なるべく私の日に来てもらえるといいと思います。
もちろん、難治性頭痛や慢性頭痛の患者さん、RCVSや群発頭痛の患者さん(とその疑い)、子供や若い女性の頭痛患者さんは野村先生の外来を訪ねてもらった方が良いかと思います。クリニックとしては脳神経外科クリニックという名前である以上、私でも野村先生でも脳神経外科関連疾患から頭痛外来まで診療はしていますので問題ありません。