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手術後のお悩み
Postoperative deformity
and
scarring alopecia開頭術後のお悩み
頭のかたちの変化・傷あと部分の脱毛について

脳の手術を無事に乗り越えたあと、「頭のかたちが変わった」「傷あとに髪が生えてこない」
—— そんなお悩みを抱えている方は少なくありません。
命に関わる治療は終わったのに、見た目のことが気になってしまう。それでも「病気ではないから」と我慢していませんか。
見た目の悩みは、毎日の気持ちや生活の質に大きく関わります。脳神経外科専門医として、医学的な安全性を確認したうえで、今できることを一緒に考えたいと思っています。
どうかひとりで抱え込まず、一度ご相談ください。
こんなお悩み、ありませんか?
- 開頭手術のあと、頭のへこみや段差が気になる
- 傷あと部分の髪が生えてこなくて気になる
- 帽子や髪型で隠しているが、治せるものなら治療したい
- 経過観察と言われたが、このままでよいのか迷っている
- 頭蓋骨の変形や脱毛をどこに相談すればよいかわからない
手術後に「頭のかたちの変形」や「脱毛」が起こるのはなぜ?
頭蓋骨の変形
(凹み・段差・隆起)
手術で外した頭蓋骨を戻すとき、骨を戻す際にはチタン製のプレートなどで固定しますが、骨が一部やせてへこんだり、つなぎ目にわずかな段差ができたり、固定部分が触れてわかることがあります。
また、術後に筋肉や皮膚が薄くなって、プレートやスクリューが飛び出ることもあります。見た目には小さな変化でも、ご本人にとっては大きな違和感につながることがあります。
脳の腫れを抑えるために、あえて頭蓋骨を戻さずに手術を終える「外減圧術」が行われる場合もあります。その場合は後日、「頭蓋形成術」によって骨を再建しますが、再建後の形が気になるというご相談も少なくありません。
瘢痕性脱毛症・皮膚欠損・瘻孔
手術の傷跡に沿って髪が生えなくなる「瘢痕性脱毛症」は、毛包(髪を作る組織)が失われていることが原因です。治療方法には複数の選択肢がありますのでご相談下さい。
開頭術後の皮膚部分が発赤、欠損や瘻孔となる場合があります。多くは皮下に埋設された吸収糸やチタンプレートの異物反応や機械的刺激が原因となります。
治療は人工物の除去で済む場合もありますが、筋肉、筋膜や骨膜など皮下組織をきちんと形成することが必要となることもあります。
当院での診察の流れ
頭蓋骨の変形
STEP01
視診、MRIやレントゲンで詳しく確認
頭蓋骨の状態、固定プレートの位置、脳への影響などを確認します。
STEP02
対応策のご提案
変形の程度や症状に応じて、経過観察・保護具の使用・形成術の方法などをご提案します。
- 特殊検査
- 原疾患の精査も必要と判断された場合、クリニックでできない検査(CTや脳血管撮影など)は連携病院で実施します。
- 頭蓋形成術
- 皮膚や頭蓋の形成術が必要な場合は連携病院で手術します。
※変形が軽度で、整容的にも手術以外の選択肢がある場合は、無理に手術を勧めることはありません。
まずは現状を正しく把握することが大切です。
頭皮の問題
STEP01
傷跡と頭皮の状態を確認
脱毛の範囲、傷跡の状態、頭皮の血流などを診察します。
STEP02
治療方針のご提案
傷跡の大きさや状態に応じて、以下のような対応を検討します。
- 傷跡縮小術(縫合)
- 傷跡が小さい場合、傷跡部分を縫い合わせて脱毛範囲を小さくします(連携病院で実施します)。
- 自毛植毛
- 後頭部などの健康な毛包を傷跡部分に移植する方法です。連携病院もしくは専門クリニックをご紹介します。
- ウィッグ・医療用かつら・薄毛治療
- 手術なしで見た目をカバーする方法として、内服薬や外用薬の処方、専門施設のご案内も可能です。
※傷跡の状態によって最適な方法は異なります。まずは診察で現状を確認させてください。

頭のかたちの変化は、骨と脳の構造を理解したうえで判断することが大切です。
当院では、脳神経外科専門医が検査によって頭蓋骨の状態を確認し、変形の程度や脳への影響を評価したうえで、原疾患の治療方針もふまえて現在の状況と今後考えられる選択肢をご説明します。
どこの病院で開頭手術を受けた方でも受診いただけます。
手術をした病院には相談しづらいという方も、どうぞご安心ください。新たに現状を評価して治療は可能です。
※脳血管内治療後、放射線治療後や化学療法後の脱毛については、治療施設でご相談下さい。