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MRI装置とコイルについて

昨日、後頭部から肩の痛みで受診した患者さんがいました。頭部MRIとMRAを撮影し、さらに頚椎MRIも撮影しました。少し話題から脱線しますが、昔はこの撮影は3ヶ所分の撮影点数を取れたのですが、今は何ヶ所やっても同日だと1ヶ所分の保険請求しかできません。売上に厳しいクリニックだと、今月は頭MRI、来月は頭MRA、2ヶ月後に頚椎MRIみたいな感じになり得ます。。。

私は患者さんの利益を優先するので、1ヶ所分の保険請求しかしませんが、1日で全部撮影します。なぜなら「その日のうちに安心を」というクリニックの理念があるので、診断まで1日で持って行きたいからです。経営者には怒られるかもしれませんが、その方が結果的にはクリニックの評判も良くなるのかな?と信じたいです。

検査結果は、頭部MRI,MRAには異常なく、頚椎MRIで椎間板ヘルニアと靱帯肥厚による脊髄圧迫、神経根の圧迫を認めました。整形外科ではすぐにでも手術適応と言われる可能性がある所見ではありますが、脳神経外科は神経を診る科なので、脊髄症はなく、神経根症のみで臨床症状が合わず経過観察となりました。

ちなみに、昨日は別の医療機関(病院)から「脳と全脊髄の撮影をお願いします」という依頼が来ました。どうやら閉所恐怖症で病院では撮影できなかったようです。病院だと外来や検査の診療報酬よりも入院や手術の診療報酬の比率が高いので、あまり部位が増えても気にしません。そもそも入院患者さんはDPCで何回検査しても同じ保険料ですし。

流石に、その患者さんには2日間くらいに日程を分けて欲しかったのですが、状況もわからず患者さんは来院しましたし、内容を聞かずに予約を取った当院スタッフの責任も少しはあるので、同日で脳から腰椎まで撮影しました。MRI装置は、磁石の間にコイルを巻いてその内側の組織の撮影をする仕組みです。写真にあるようにコイルは当院のシステムで5種類あります。

脳と頚椎ついては、少し濃いグレーのHead & Neckコイルで撮影可能ですが、閉所恐怖症の方には少し開放感のあるHeadコイルで上向きで撮影するか、Jointコイルの大きい方を頭に巻いて横向きで撮影することが多いです。そうなると、頚椎、胸椎、腰椎はコイルを変えてずらす必要があるので、4回に分けて撮影になり、最低でも1時間かかる検査となります。(横向き撮影で壁に写した動画を見れるシステムは当院のみの装備ですが、興味ある方はお問い合わせ下さい)

今はまだ予約も空いているので問題ありませんでしたが、今後は最低でも2日間は分けないと厳しいかな?と思います。それでも4ヶ所を2ヶ所分の検査代で実施するわけですから大サービスですよね。まあ、今日は診療報酬とか患者サービスの話をしたかったのではなく、MRI装置には撮影部位によっていろんなコイルを巻くということをお伝えしたかったのですが。。。

別件ですけど、山手線内のエリアでは大病院と検査センターの共存状態が10年以上続いていた影響で、脳神経疾患の患者さん、頭頚部外傷の患者さん、入院治療やリハビリ後に退院した患者さんの受け皿がなく難民化していました。そして脳外クリニックの認知度が低く、必要な方々に当院の存在が知られていないという指摘を多く頂きました。

当初はやらないつもりでしたが、YouTubeチャンネルを作って今後は定期更新していきますので、よろしくお願いいたします。情報は時々こちらにも掲載いたします。

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