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花粉症の検査、治療と予防

CGRP関連薬の作用機序を説明する図です。この薬は片頭痛に特異的に作用する予防薬なので、今まで片頭痛に悩まされてきた人達には夢のような予防治療であり、特効薬と言えます。

ちなみに、CGRP関連薬は脳神経外科学会専門医、頭痛学会専門医、神経学会専門医、内科学会総合内科専門医しか処方できません。

ところで、この季節、花粉症が徐々に増えてきました。花粉症も頭痛の原因になるため、除外診断的な治療にはなりますが、きちんとコントロールしないと頭痛をトータルにサポートしていることになりません。

関係各所や患者さんからの要望もあり、花粉症に対しても最低限の治療と予防は当院でもすることになっています。この時期に来る花粉症患者さんにマニュアル通りアレルギーの血液検査を全員するわけではありませんが。。。

治療の軸は第二世代の抗ヒスタミン薬、場合により抗ロイコトリエン拮抗薬を併用、点鼻と点眼はステロイド剤と抗ヒスタミン剤、最近は軟膏も使うことがあるようです。

さらにある強力な薬として、注射剤がありますが、抗IgE抗体剤は耳鼻科やアレルギー科の先生しか出せない薬ですし、ステロイド剤の内服や注射は推奨しない治療法となっています。

花粉症で頭痛になるのは重症、最重症と言われる花粉症の患者さんのことが多いと思いますので、中等症や軽症の花粉症患者さんは頭痛にはなっていないかもしれませんが、花粉症が頭痛の原因と気がついていない方もいると思いますので、頭痛治療と花粉症治療はセットで行うことを勧めます。

そして、シーズンオフには引き続きの予防治療としてシダキュアなど減感作舌下療法にも対応する予定としています。

赤坂溜池脳神経外科クリニック

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