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医療コラム
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お盆休み明けからは来院患者さんが増えて日中は忙しく過ごしています。そして、告知した通りに9月から木曜日の終日と金曜日午前中は野村先生の診察となりました。事前準備の甲斐もあって、患者さんのトラブルはなく経過しています。
私はその間何をしているかというと、まもなく控えている全日本ベテランテニス選手権のためにフィジカルトレーニングの負荷を上げていると言いたいところですが、それはわずかな時間です。日中は新たに手術指導医となった聖路加国際病院脳神経外科の手術に関わったり、東京逓信病院脳神経外科の血管撮影や手術指導の準備をしたり、昼間にしかできない用事をしたりと忙しく過ごしています。
この前の金曜日は手術が少し長引いてクリニックに戻るのが予定より遅れましたが、スタッフがきちんと調整してくれていて助かりました。「先生が遊びに行っていて遅くなります」なんて言えませんが「先生が手術に行っていて遅れます」というのは堂々と言えるみたいです。
ところで、先日の大雨が東京で降った日(木曜日)は19時から目黒駅そばの第一三共会議室でWebセミナーが開催され、座長として参加してきました。軽い気持ちで30分前に溜池山王から向かおうと思ったら、タクシーは捕まらず、近くのインターコンチネンタルホテルのタクシー乗り場は長蛇の列で、電車は目黒まで直通の南北線は止まっていて、銀座線で渋谷周りを選択しました。
渋谷までは順調で、JRに乗り換えたら途中で止まり15分ほど閉じ込められました。今考えればどこからでもWebセミナーには参加できたと思いますが、その時はなんとか会場まで行かないとと思いながら、自分のタームの10分前に会場に到着しました。発表者は慈恵医大脳神経外科の後輩で日赤医療センター第二脳神経外科部長の入江是明先生でした。
入江先生は脳血管内治療学会指導医で、若い先生達に指導しながら真面目に一生懸命やっている先生です。時間通りに色々な手技について説明してもらいました。私の方は会場にギリギリについた事もあり、TVスタジオ的に並んで配信する形に慣れてなく、カメラの方を向いたり下を向いたりでした。本来は横に座っている演者の入江先生と会話する形式の方が絵的に良かったんですね。。。
座長は会場に行って演者紹介して質問や補足すればいいと思っていたので、学会や研究会の座長と違い、Webセミナーの座長はカメラの数によってやり方を変えないといけないのだと学習しました。まあ、質問はそこそこ上手くできたかな?とも思いますが、特に打ち合わせもしていない中、質問にはそつなく解答した入江先生は、手術もそつなくこなすのだと視聴者には伝わったと思います。
部長の伊地先生、副部長の木村先生、都立大石森脳神経外科の石森先生、遅刻してご迷惑をおかけしました。また、私を呼んでいただきありがとうございました。またこのような機会があれば積極的に情報発信の場には参加したいと思っています。以前に告知しましたが、9月28日はACNS(アジア脳神経外科学会)で発表します。11月12日は神経内視鏡学会ハンズオンセミナーの講師をすることになりました。
溜池脳外は院長として週に5.5日勤務で8か月やりましたが、野村先生のおかげもあって週4日勤務となり、できた時間は手術とアカデミックな業務、一般の方や若い脳外科医への情報発信や指導の時間として使いたいと思っています。60歳過ぎたら平日ゴルフをしているかもしれませんが。。。まだ忙しそうです。
あと、9月20日土曜日の14時からクリニックでYouTube公開収録します。参加いただいた方には無料相談会もいたします。予約不要で当日参加も受け付けています。テーマは脳神経外科医からみた頭痛診断とその治療についてです。よろしくお願いします。