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神経内視鏡学会に参加しました

11月12−14日に大宮を3回往復しました。神経内視鏡学会があったためです。学会では沢山の先生方と会って情報交換などできました。考えてみれば学会に通して出席したのは10年ぶりくらいでしょうか?

 

12日はハンズオンセミナーの講師として出席しました。昔のハンズオンは一つの机に受講者が10名近くいて苦労したのを覚えています。しかも出張費や交通費など何も支給されませんでした。今回は講師2名で生徒が5名という、ややオーバースペックなセミナーです。

手術のモデルについては20年間であまり進歩していません。まあ、我々が作成した血腫吸引モデルの完成度が最初から高かったということにしておきましょう。欲を言えば出血モデルや灌流モデルも欲しいところです。午前の外来を11時で切り上げて電車で大宮入り、12時15分の集合に間に合いました。

13日木曜日は朝から参加し、夜の懇親会まで出席しました。発表では、昔指導した日本医大の先生が2名発表してくれました。発表後に3人で記念撮影までして、今の問題点、今後の課題など手術の話をしました。

午後はこれまた一緒に手術していた慈恵医大の川村先生、福岡大学の山城先生の発表を聞いてきました。みんな成長しましたね。外視鏡を内視鏡学会で発表しているのはおかしいといつも言っていますが、今回は少し仕方ないのかな?という気もしました。

1点目として、業界が経済的に厳しい状況に置かれているということ。今回の学会費はかなり切り詰められており、会場の配置やスタッフ数なども各種メーカーの協力の元になんとか成り立っているという状況でした。

2点目として、顕微鏡、外視鏡と内視鏡はそれぞれの利点を生かして切り替えながら使うことができるということ。特定の道具にこだわるより、臨機応変に様々なデバイスを使える方が良いと思いました。

14日は日赤医療センター脳神経外科の木村先生が私のライフワークだった視床出血の手術について発表してくれました。私の文献も引用してくれて感謝です。視床出血の手術については、なんとか適応を取れるように継続したいですね、手技が難しいので道具の開発が待たれます。

最後に、私が開発した神経内視鏡用の開創器の業者と今後の開発や販売について相談しました。現状は全く宣伝していないため、私が開発者として情報を広げる努力をすることにしました。また、開発や販促の業者を変える予定としました。

今回、このデバイス開発の件もそうですが、内視鏡下血腫除去術の標準化と称して穴は広げた方が良いし、前額部からアプローチした方が良いという間違った情報が広まりつつあることを知りました。手術というのは、その症例ごとにベストなアプローチを選択するのがいいです。

穴を開ける手術ではその穴を支点にするため、広げると支点が定まらないという欠点があります。また、血腫除去はその3次元構造を考えながらアプローチするわけで、緊急時の顕微鏡や外視鏡によるアプローチを考慮しても、前額部よりも血腫の近くから穿刺した方が良いに決まっています。

あまり手術経験がない医師が教育委員や学会役員になると色々と問題も生じるので、今後も神経内視鏡学会では発表や発言をしていかないといけないと感じつつ、クリニックへ急いで戻りました。

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