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医療コラム
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年末に片頭痛の新薬が出ました。大手ファイザーが手掛ける「ナルティーク」という内服薬です。CGRPという片頭痛の原因物質を抑えるお薬で、今まで3種類の注射剤が発売されていました。昨日、このお薬の発表会のような講演会がクリニックのお隣で開催されました。
いつも患者さんを紹介してくれるANA Intercontinental Hotelの会場で催されるということで、ファイザーの方が是非と言うので行ってきました。話は脱線しクリニック周辺のホテル事情ですが、一番近いのがこのIntercontinentalでアメリカ大使館側に少しいくとThe Okuraがあります。そして、先週開業したのが1Hotel Tokyoです。

写真はクリニックの向かい側から見た隣のドトールとintercontinental、後ろにWG Akasakaと1Hotelのモニュメント。開業日には有名人がいるのか、記者会見なのか、人だかりができていました。だいぶ脱線していますが高級ホテル話はまたこんどします。。。
話は片頭痛のお薬に戻します。片頭痛というのは、この10年間で飛躍的に治療法が変わってきた病気と言えます。治療は市販もされてる痛み止めとトリプタンと言われる片頭痛専用のもの。予防は他疾患で使われていた降圧剤、抗うつ剤や抗てんかん薬の流用。そこに風穴を開けたのがCGRP関連薬です。
昨日は一般的な片頭痛の話を慶應の先生がして、ナルティークの話を富永病院の先生がしました。話題や質問は治療薬としてトリプタンとナルティークとどっちなのか?というPrice Biasがあるもの。注射剤とナルティークとどっちなのか?というNeedle Biasがあるもの。。。
さして興味も湧かない内容でしたが、そもそも高価格帯の特効薬ですからRegion(地域) Biasだったり、Intelligence Biasがあるわけで、国内での比較や保険制度の違う海外との比較はあまり意味ないような気がします。それだけ、片頭痛は患者さん本人の社会生活に関係した病気ということです。
高価格帯のお薬の開発費や売り上げがホテルの会場費に転嫁されていると思いつつ、会場が1HotelやThe Okuraではなくて良かったとも思いました。早く薬剤費が下がって多くの患者さんの手に届く治療や予防ができるようになるといいですね。