最近は脳のMRI撮影を希望する患者さんが沢山来院するようになりました。

特にOpen MRIによる撮影を希望する方は遠方よりいらっしゃいます。閉所恐怖症でドーム型のMRI装置で撮影できなかったという方が圧倒的に多いのですが、当院の装置でも撮影できなかったケースは開業以来2名です。確率的には0.1％程度ということになりますが、その2名はMRIの部屋にも入れなかったので単なる閉所恐怖症ではないのかもしれません。

症状で一番多いのは頭痛の患者さんです。正確なデータではなく印象ですが、私の外来に来院する頭痛患者さんには筋緊張性頭痛や後頭神経痛などが多いです、もちろん片頭痛の患者さんは一定数いますが。そして、頭痛専門医の野村先生外来は片頭痛の患者さんの方が圧倒的に多いです。

クリニックとしては内科や整形外科も標榜しているため、たまに脳神経以外の症状の方も来院しますが、頻度としては多くないです。内科については、脳関係で受診したのちに生活習慣病予防で再診している方がほとんどです。整形外科については、外傷で頭以外も受傷した場合に精査加療しています。

生活習慣病予防については２〜3ヶ月に一回の採血でコレステロールなどチェックします。約15分で結果が出るのでその日のデータで生活習慣指導が可能です。評価については、MRI ,MRAと動脈硬化チェックになりますが、所見があれば半年に一回だし、異常なければ年一回も検査すれば十分です。

さらに継続受診している患者さんには、まず片頭痛の患者さんが多いです。治療内容によって1〜3ヶ月に一回の来院が必要となります。その他には健康サポートとして骨粗鬆症の検査や脊椎、四肢関節のMRIは症状と必要に応じてチェックして処方やアドバイスをしています。

外科的なことや処置関係で言えば、外傷で傷の縫合もしますし、保険や自由診療でボトックス注射もしています。クリニックの名前が脳神経外科ですから、敷居が高いようで「血圧コントロールのみでも来ていいんですか？」など聞かれます。クリニックのキャッチフレーズは「敷居は低く、質は高く、その日のうちに安心を」ですから大丈夫です。