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医療コラム
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年末はいろいろと会への参加や人に会ったりと忙しくなってきました。
クリニックをやっていると医療連携は重要です。日々の患者さん紹介や報告書などのやり取りもありますし、お歳暮出したりお礼状出したりまで。病院勤務の時は医療連携室のスタッフや医局秘書がやっていたようなことも、クリニックだとある程度自分で関わらないといけません。
開業1年間は失礼なこともあったかもしれませんが、今後はきちっとやっていこうと考え、業務フローなど見直しています。
① 知っている先生との連携、② クリニックとの連携、③ 病院との連携
やはり① の顔が見える連携が一番良いです。港区医師会の医師との連携、慈恵医大OB関連の連携など。入院や手術に関しても非常勤医で勤務している聖路加病院や東京逓信病院はスムーズです。その他には後輩が部長をやっている日赤医療センターにもよくお願いしています。そして、クリニックにこちらからお願いする場合、眼科、耳鼻科や整形外科は紹介いただくところが多くなります。
写真は先週あった慈恵医大テニス部納会の集合写真です。理事長、前院長と現教授が数名写っています。大学で偉い先生方と知り合いなのは心強いですが、実際に患者さんを紹介した場合はその先生方が対応するというより、若い先生達が対応することになるため、連携という意味ではお互いの思惑通りにいかないこともあります。

他のコラムにも書きましたが、結果的に大病院との連携は難しく、クリニック同士の連携が進んで、医師会を中心にネットワークができていく感じです。特に山手線の内側では大病院が多く、そういった問題が生じます。以前に病院勤務していた多摩地区では病診連携は比較的うまくいっていました。
また、このエリアでは画像センターが多いため検査のみお願いしますという依頼が当院にもたまに来ます。ただ、当院は画像センターではないため診察をするのが基本であり、患者さんも結果を聞いて帰りたいと希望することが多いです。検査依頼だけで紹介を受けるのは、基本的には閉所恐怖症のケースのみにしようと思っています。
今年もあと2週間ですが、気になる症状がある方は27日の午前中までに来院して下さい。