column
医療コラム
column医療コラム
クリニックがあるビルとインターコンチネンタルホテルの間は有名な桜坂です。先週末はちょうど満開でした。
当院には脳が心配な人が来院するという傾向があります。脳神経外科クリニックという名前ですから、当たり前の流れではあります。そして、受診当日に脳神経外科専門医が結果までご説明するというのが好評です。だいたい、受付してから会計するまで60分以内のスピード感です。
それ以上に好評なのが、このコラムでも何度か触れている閉所が苦手な方のMRI撮影です。他院でMRIできなかった方々に鎮静することなく撮影できます。また、低磁場のため金属問題で他院でできなかったアートメイク、ジェルネイル、ピアスなどにも対応しています。一昔前まで低磁場だと時間がかかるし低画質と言われたのですが、ソフトの改善で良くなっています。
その他によく驚かれるのは血液検査です。LDLやHbA1cなど生化学検査も15分で結果をご説明しています。さらに、検査や既往でリスクのある方には動脈硬化の評価をします。頸動脈エコーでプラークの有無や程度を見て、ABIで血管年齢を評価します。そして、リスク因子に治療開始されていないか、治療不十分と思われる場合は治療介入します。
健康意識が高い方、普段の食事や運動の話を聞きたい方、骨折したことがある方や骨粗鬆症のリスクがある方には骨密度検査、食事や運動のアドバイスなどします。これまでの流れは一回の診察では難しいので2〜3回受診した場合になります。そして、場合によって風邪、外傷や花粉症などの治療もすることはあります。
頭痛に関してはいろいろなタイプの方が来院します。脳に異常がないかどうかMRIは撮影しますが、頓服薬もいろいろ、予防薬もいろいろで予防方法もご説明します。副鼻腔炎や肩コリも原因にはなり得ます。先日の患者さんには、ウエイトトレーニングの方法をアドバイスしました。トレーニングに限りませんが、オーバーパワーや力が入った状態だと、肩が上がってコリが残ります。
肩の力が抜けて軸が安定していることは、どんなスポーツにも重要でウエイトトレーニングでも同様です。少しウエイト(負荷)を落として、ゆっくりとトレーニングをすると体には良いと思いますし、頭痛の予防にもなりますので、みなさん意識してみて下さい。