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保険診療と脳ドック2

先日、保険診療と脳ドックというタイトルでコラムを書きました。その際に近隣の脳ドック施設を調べているとお話ししました。一通り調べ終わったことと、いろんな医療機関から接触があったり、受診した患者さんの傾向を見たりして、当院の脳検診、簡易脳ドックそして脳ドックに対するスタンスを決定しました。

決定事項として、当初に打ち出した脳検診は2025年3月一杯で終了とします。そして、当院では脳検診や簡易脳ドックなど、自由診療として脳の検査は実施しないことにしました。例外として、日本の医療保険を持たない外国人に対するMRIについては、必要性と内容に応じて15000円から25000円の範囲で対応することにしました。

いろんな医療機関や患者さんからのご意見などを参考に、近隣に沢山ある健診センターからのオープンMRI依頼については、内容と費用が見合う範囲で請け負うことにしました。当院で脳ドックを独自に実施した方が安い場合、健診センターの脳ドックオプションを受けなくても、当院に直接頼めば良いということになりますので、当院では独自に実施しないということです。

そして、先日まで使っていたポスターは打ち切りとして、リーフレットを作成しました。現在の方針がもれなく記載された内容に、脳検診、脳ドックは一言も触れていません。新たに強調したことは、入院施設がある脳神経外科、リハビリテーション科を退院した患者さんの受け皿になるということです。

リーフレットが届いたら、入院施設がある脳神経外科、脳神経内科とリハビリテーション科宛に再度アプローチ予定です。特に脳ドックを実施している各施設のうち、①脳神経外科専門医が結果説明をしていないところ(少なくとも手術要否や内容の話は脳神経外科専門医がすべき)②CTで検診をしているところ(血管の検査は必須)です。

あとは問題と言ってもキリがないので、画像センターで実施しても脳神経外科専門医が後日説明するとか、画像で異常所見を疑った場合、必ず脳神経外科専門医の診察に紹介するとか、時間かかってでも対応するなら問題なしと判断しています。ちなみに、当院は脳神経外科専門医が来院1時間以内に検査実施から結果を説明し、それを聞いて帰宅する流れを基本としています。

※ 最後に、ミニリーフレットを添付しておきます。A4縁なしプリントができるプリンタでカラー印刷し、真ん中を山折したのち、表紙、裏表紙を折ると、ミニリーフレットが完成します。

ミニリーフレット

試しに作ってみて下さい。現物はA4の両面印刷になる見込みです。

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