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医療コラム
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開業して1ヶ月半が経過しました。患者さんは多い日と少ない日と波があります。
そんな中でも開業当初からコンスタントに来院する患者さんは閉所が苦手な方です。従来のドーム型MRIで撮影できなかった方も多いです。別のコラムにも記載しましたが、そんな閉所が苦手な方々にも全員に鎮静剤なしでMRIを実施できています。
MRIをやる前に患者さんには「楽しんできて下さい」と声をかけます。当院のオープンMRIは世界初の設備で動画を見ながら、音楽を聴きながら検査をすることが可能です。仕組みを説明するのは難しいですが、医療関係者の見学は随時承ります。
このFujifilmが展開しているMRIは超伝導磁石ではなく、永久磁石を使用しているMRIで、オープン型で0.4Tの低磁場装置です。HITACHIメデイコが販売していた頃の0.3TオープンMRIの画質が悪く脳のスクリーニングには不十分だったこともあり、オープンMRI=低磁場=低画質というイメージが一部の医師にあるようですが、これも見学をしてもらった方が良いかと思います。
MRIの画質や撮像方法についてはソフトの技術革新が大きく、低磁場でも早く綺麗な画像が撮影できるようになっています。そして、脳のMRI,MRAに関しては磁場の問題よりも技師が脳の撮影に慣れているかどうかが一番影響します。
また、どんな症状で何を疑って調べるのかということも重要です。仮に「5分なら我慢して検査します」という患者さんならば、その症状に応じて必要最低限の内容で撮影し診断したり、その結果で改めて追加撮影したりすれば良いということです。
脳神経外科クリニックを開業するにあたり場所や方針は大体決めていましたが、MRIをオープン型にするかどうかは重視していませんでした。いろいろな要因が重なってオープンMRIを導入することになりましたが、結果的には最も喜んでいただける設備であったということです。
当院のMRIで精査希望の方は短時間、低価格で満足のいく結果を得ることができると思いますので、仮に海外からであっても来院する価値があるかな?と思います。そして、これも別のコラムに書きましたが、英語診療には標準対応しますし、多国籍言語に翻訳機で対応しております。